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「池月の家」は新耐震法以前の住宅で、1階にほとんど筋違いがない築34年の平屋に
構造的配慮なく安易な方法で18年前に2階を増築したため建物のバランスが非常に悪く、
今後予想されている「大地震」への備えが急務でした。
 30年前まで外壁材の主流はモルタル壁が全盛でしたが、1990年以降、住宅が洋風化・見た目だけの高級外観志向になるにつれ、窯業系サイディングが主流となりました。しかしこの材料は耐火という面では良質の壁材ですが重量があるため「池月の家」のように構造的に耐力が不足している建物には不向きな外壁といえます。また目地シーリング材が亀裂しやすく、又水が浸透し凍結しやすいため表面の剥離や塗装面の劣化も早く、耐用年数も短いため修理に多額の費用を要します。

何といっても寒い・狭い・臭い「ポットン」便所や 浴室、台所は使い勝手が悪いだけでなく、
すべての部屋 が暗く、水漏れ、老朽が進み早急な改善が必要でした。


【鋼板屋根は雨音と夏場の熱が問題】
 鋼板屋根は軽くて丈夫で耐久性もある素材です。
「池月の家」の屋根は、雪止め金具をつかんでいる部分に穴があき、 軒先唐草や横の鉄板折り目も腐食が進行していて塗り替えか全面葺き 替えか迷うところでもありました。









事例#26



 
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